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はじめまして。
1990年代の後半から、ずっと結婚式の写真を撮ってきました。
単純に結婚式の写真が好きだったからです。
結婚式の写真は、キレイな花嫁さんを撮ったり、ケーキカットで緊張気味に笑っている二人の写真を撮るだけではありません。
ボクはずっと、その場の空気と、そこにいる人の感情を撮ってきました。
結婚式というと、一見華やかな世界に思えるのですが、
ハリボテの舞台装置の中で、押しつけられた演出をこなしていく・・・そんな側面もあって
たぶん、結婚に興味のない人から見ると、とても奇妙な世界に見えることでしょう。
でも、
その中で繰り広げられる人間の感情は、一瞬、本物の感情が見え隠れしていきます。
ボクは、その本物の感情にふれるのが好きだったのです。だから、ずっと続けてこれた。
たぶん、結婚式をして「良かった」と感じる人たちは
舞台装置や演出じゃなくて、来てくれた人たちの本物の気持ちにふれる体験をして「良かった」と感じているのだと思うのです。
二人の間で結婚が決まって
結婚式の準備を始める時に、ゼクシィーなどの結婚情報誌を手にする人も多いと思います。
でも、そのページを開く前に、二人で考えて欲しいのです。
「なぜ、結婚式をするのですか?」
現在の結婚産業・ブライダル産業のシステムはすでに確立されていて
そこに関われば、トコロテン方式に結婚式を挙げることができるのですが、
トコロテン方式は楽に結婚式を挙げれるのですが、
でもその前に、二人で真剣に話し合って欲しいのです。
「なぜ結婚式を挙げるのか?」
このブログは、結婚が決まった人たちに
本物の結婚&結婚式の気持ちを感じてもらうために実験で作りました。
花嫁さんのキレイな写真ばかりじゃないです。
写真も未熟なモノも多いです。
ただ、どの写真もその日その時の真実です。
感じて欲しいのはそこに写っている人たちの気持ちです。
たぶんそのあたりに「なぜ結婚式を挙げるのか?」の答えがあるのだと思うからです。
いつか絵本として出版して
結婚が決まった人たちが、まず情報誌を買うのではなくて
その絵本を手に取ってみてくれる・・・そんなことを夢見ています。
ありがとう。
2009/7/8 三澤武彦